こんにちわ。長野市では、善光寺御開帳の開催をし連日多くのお客様でにぎわっています。
そんな最中、長野の夏の風物詩「ながの祇園祭」が3年ぶりに開催されました。例年は7月ですが、善光寺御開帳もあり、より多くの人に見てもらおうと6月11,12と開催されました。
善光寺門前に住んでいる私のレポートを読んでもらえたらと思います。
~宵山~
お祭りは、夕方からとなりますが、早朝より、各町の広場では、緻密な彫刻が施されている屋台を丁寧に出し、組み立てする作業する姿をみることができました。通年立
てて保管している町もありますが、ほとんどの町は、この二日間の為に屋台組を致します。夜は、あいにくの雨となりましたが、それぞれの会場で伝統的な舞を披露している姿がみられました。
~いよいよ本祭!~
権堂町・西後町・上千歳町・北石堂町の屋台が門前町の各所で舞の奉納しながら、善光寺へ進み。新田町・南石堂町・問御所町が置屋台としてお祭りを盛り上げました。
門前町には、煌びやかな屋台、お囃子の音色、屋台に上がる舞子さんや踊り手さんの姿がより一層お祭りを華やかにしていきます。
普段歩くと貸切のような道もこの日ばかりは、見物客があふれていました。
踊り手さんをメインにリポートをするつもりだったのですが、見ていく内に屋台を引く町の人の姿に目が引かれてしまいました。
町のお祭りに、紋付き袴姿(主に年盤さん)、それぞれの町の紋が入った半被姿。凝った羽織姿もありました。
「門前町って人って粋なおしゃれさん多いなぁ」と思いました。
袴は、個人の持ち物ですが、半被や浴衣は、町の紋が入った型をとり、染めて仕上げているので、手間を惜しまないで自分たちの町をアピールしたんだなぁと。
それに屋台も各町によって違うんですよね。当時職人が多く住んでいた上千歳は、町の職人の方が作っていますし、問御所町や西後町は、長野の宮大工に依頼して、凝った彫刻施した屋台、毎年必ず参加の権堂町の堂々とした獅子舞も。その時に住んでいた町の人の思いが現代にも託されています。
最後に、こんなアクシデントも。
細い路地での光景です。
屋台の高さがあり、電線が邪魔をして通れない。長い木の棒で電線をよけながら屋台が通っていきました。
ながの祇園祭ですが、善光寺の祇園際とも称される催事です。
善光寺門前の宿坊が建ち並ぶ上西之門通りの一角に、京都の八坂神社を御本社とする弥栄神社はあります。かつては、京都・八坂神社、広島・厳島神社と並び日本三大祇園祭とも称された大祭です。
一度やめてしまった祇園際、復活してからすべての屋台が揃ったことはありませんが、近い先に、そんな姿が見られる日があるといいなと思いました。
善光寺御開帳は6月29日まで行われています。次は7年後の2029年。まだの方は、ぜひお越しください。
善光寺門前町では、この先行事が控えています。ぜひ、今年の夏は善光寺表参道で楽しんいただけると嬉しいです。
7月7日:善光寺表参道夏祭り
8月6日:長野びんずる
8月14~15日:善光寺盆踊り