国内外を問わず人気のクルーズ船。
その大きさや充実した船内などのクルーズライフからいつかは乗ってみたいと憧れを持つ方も多いのではないでしょうか。
ただ初めてだと勝手がわからなかったり、敷居が高いと思われがち。
いざ体験してみないことにはその魅力に気づきづらい世界でもあります。
後編ではクルーズ船の選び方や、メリットデメリットを紹介していきます。
ベネチア出航の景色
目次
クルーズ船の選び方
クルーズ船は行きたい寄港地とランクで選びましょう。
どの寄港地に行きたいか、洋上ではどんな生活を送りたいか、この2つに絞って考えると答えが見出しやすくなります。
寄港地について
まずはどこに行きたいのか、目的地を決めましょう。
地中海やエーゲ海の島々をまわるのならイタリア船籍、アメリカ、アラスカ方面はアメリカ船籍などある程度メインとする航路があります。
勿論、他国籍の船が様々な場所に行きますが、船のコンセプトやお国柄もありその船のホームグラウンドの方が楽しめるような気がします。
例えばイタリアの船はスタッフが陽気で船内もカラフルな雰囲気です。
イタリアらしい派手な内装
また航路に対し、その船の大きさは密接に関係しています。
マイアミ発着の超大型船の場合、船体が巨大でパナマ運河を通過できないことから、東海岸のカリブ海がメインとなります。
ナイル川、ライン川などのリバークルーズはその為に、川下りに適した細長く平たい船が運航されています。
また大型船で小さな島などに着岸できない場合、テンダーボート(小型船)に乗り換えて上陸するということもあります。
1ランクについて
洋上の生活で何を求めるのかにより、クラスが決まってきます。
クルーズ船にはカジュアル、プレミアム、ラグジュアリーの3つのランクが設けられています。
テーマパークに近いものから、美食を求める方向け、効率的に目的地をまわるためのスリムな客船、上品な豪華客船の雰囲気を味わえるものまで多種多様です。
ビギナーでもわかりやすいようランクわけがされております。
自分に合うクルーズ船をみつけることで、充実したクルーズライフを送ることができます。
下記のような考え方が基本になります。
低価格=大型客船(1隻あたりの乗車定員が多い)
高価格=小型客船(1隻あたりの乗車定員が低い)
1隻動かすための費用を考えると、当然沢山乗っていただいた方が低価格にできます。
そうなると小型船は乗客人数が少ないほどきめ細やかなサービスや食事など高級志向に、
大型船は人数が多くきめ細やかとはいかなくても、楽しんでもらえるようなテーマパーク制を追求したと言えます。
旅行の選択としてクルーズをチョイスする場合
旅行に行く一つの選択肢としてクルーズを選ぶ場合、下記のメリット、デメリットがあります。
大きなデメリットとしては内陸の観光名所に弱いということです。
スイス、オーストリア、ネパールや「エアーズロックが見たい」など大陸の内側の名所に行きづらいです。
クルーズでお勧めの航路としてはエーゲ海、地中海でしょうか。
クルーズ航路の王道、サントリーニ島
ミコノス島、サントリーニ島、マルタ島、ドブロブニクなどを1度のクルーズで効率的にいくつも巡ることができます。
ニューヨークやマルセイユ、ナポリ、ベネチア、シンガポールなど名所の港もお勧め。
また、モロッコやチュニス、アラスカなど、宿泊するには治安や気候が心配という方にはクルーズを提案したいところです。
青と白の建物で統一されたミコノス島
一度行くと必ずリピートしたくなる魅力とは
1度行くと必ずもう一度行きたくなるクルーズの旅。
その魅力とは何でしょうか。
理由は人それぞれかもしれませんが、共通する点としては『疲れない旅』ということではないでしょうか。
旅行につきものの移動疲れ、初めての土地に対する戸惑いや不安、旅程管理(スケジュール調整や金銭管理)へのストレス
がクルーズにはほとんどありません。
乗船すれば目的地に連れて行ってくれ、船内でも楽しませてくれる、安心感。
旅そのものに集中でき、充実した時間を過ごせることが満足感につながるのではないかと思います。
『安心なストレスフリーの旅行』リピートされる方が多いのではないでしょうか。
近年人気もでてきているクルーズ旅。
興味のある方は1度は体験してみてください。
きっと忘れられない旅になること間違いなしです。
前編をもう一度みてみる↓
一度乗ったら必ず二度行きたくなってしまう『クルーズ』の魅力とは【前編】