松本空港発チャーター便で行くダランザドガド空港 南ゴビ旅(前編)

目次
はじめに
ツアースケジュール 遥かなる大地 南ゴビ 5日間 の旅(2026年7月18日~22日)
【DAY 2】 砂丘・ゲル訪問・神秘の渓谷!南ゴビの大自然を五感で楽しむ1日
皆様にお届けしたい現地での素敵な一瞬📸【オフロード車の車窓からの景色】
はじめに
信州松本空港から日本初就航となるダランザドガド空港への直行チャーター便ツアーに、添乗員として同行してまいりました!その旅の様子をレポートさせていただきます。
今回の目的地は『モンゴル・南ゴビ』。
「ゴビ砂漠」という名前は聞いたことがあっても、「実際にどこにあって、どんな景色が広がっているのか」まではイメージが湧かないという方も多いのではないでしょうか。私自身も、今回お話をいただくまではどこか遠い未知の世界のように感じていました。
最近ではドラマ『VIVANT』の影響でモンゴル観光への注目が高まっていますが、南ゴビはまだまだ知る人ぞ知る秘境です。
これまでのゴビ砂漠ツアーといえば、「ウランバートルでの乗り継ぎ」や「何時間もの過酷な陸路移動」がつきものでした。
しかし今回は、地元・信州松本空港から南ゴビの玄関口・ダランザドガド空港へダイレクトに飛ぶ直行チャーター便を利用!煩わしい乗り継ぎや長時間の移動負担を大幅にカットし、到着した瞬間から大自然を満喫できる、まさに夢のような5日間の旅です。ちなみに、日本の空港からダランザドガド空港へチャーター便で直接乗り込むのは、日本初の試みとなりました。
出発前にこの旅程を見たとき、正直なところ「本当に松本からゴビ砂漠まで直接行けるの?」と半信半疑な気持ちもありました。
けれど同時に、胸の奥がそわそわするような期待感でいっぱいに。見慣れた地元の空港から、見たことのない大自然へ一気に飛び立つ贅沢さは、直行チャーター便ならではの特別な体験です。
ブログでは、南ゴビで出会った絶景の砂漠、伝統的なゲル、満天の星空などを【前編・後編の全2回】でじっくりとお届けします!
写真も伝えたい思い出もあふれんばかりですので、ぜひ楽しみにお付き合いください。
【前編】「モンゴル南ゴビの旅」 〜大砂丘でのラクダ体験と感動の満天星空〜
【後編】「モンゴル南ゴビの旅」 〜伝統芸能ホーミーの響きと夕日に燃えるバヤンザグ〜
ツアースケジュール 遥かなる大地 南ゴビ 5日間 の旅(2026年7月18日~22日) DAY1~DAY2
【前編】ではDAY1~DAY2のレポートを、日本初就航となる直行チャーター便での高揚感あふれる出発の様子や、モルツォグ砂丘でのラクダ体験、温かい遊牧民のゲル訪問、そして感動的な満天の星空をご紹介します。
遥かなる大地 南ゴビ 5日間 の旅
【DAY 1】 松本空港を出発!南ゴビ到着と温かな歓迎
旅のスタートは、地元・信州松本空港から。
日本初就航のチャーター便ということもあり、県内各地からメディア関係者も駆けつけ、空港内はいつも以上の熱気に包まれていました。
長野県からは、参加者全員に松本空港限定のフライトタグとステッカーがプレゼントされる嬉しいお見送りも!
さっそく私も、リュックに着けて飛行機に搭乗いたしました。
信州松本空港は普段、国内線のFDA定期便が中心のため、国際線運航の際は出入国審査の機材や専門スタッフをすべて県外から派遣して対応します。また、待合室も国内線と共通で使用するためフロアの転換整備に時間がかかりますが、そうした手作り感もチャーター便ならではの醍醐味です。
今回搭乗するのはフンヌ・エアの機材。モンゴルから到着した便からは現地のお客様が降りてこられ、日本とモンゴルの双方向の交流を肌で実感することができました。
使用機材が小型で風の影響を受けやすいため、往路は国内での給油(テクニカルピットストップ)が必須となります。一度出国審査を終えているため安全上の理由で空港待合室には入れず、給油中はバス内での待機となりました。しかし、間近で給油作業を見学できるのは滅多にない貴重な機会!「飛行機の翼に給油口があるんだ!」と、好奇心をくすぐられる瞬間でした。
給油地の神戸空港を飛び立ち、機内食をいただきながら約7時間のフライト。
ダランザドガド空港への到着前、上空は砂ぼこりのため視界が悪く、着陸ギリギリまで外の景色が見えない状態でした。
しかし着陸後、現地の方々のおもてなしとして機体に勢いよく水がかけられました!なんと「機体に付いた砂を洗い流して、機内から外の景色がよく見えるように」という粋なおもてなしをしていただきました。
そして搭乗口から外へ一歩踏み出すと、そこには想像を超える心温まる歓迎が待っていました!
実はこの歓迎会、添乗員である私たちにも事前に知らされていなかったサプライズ!
滑走路の特設ステージでは、色鮮やかな伝統衣装を身に纏った現地の方々による民族音楽のコンサートが催され、ドリンクやスナックも振る舞われました。今回は90名様の大規模なツアー。入国審査のブースが2か所のため通過にはどうしても時間がかかりましたが、この素晴らしい歓迎会のおかげで、お客様も待ち時間を忘れて楽しんでいらっしゃいました。審査を終えると、民族衣装を着た女性からラクダの置物とゴビの景色が描かれた記念マグネットが一人ひとりに手渡され、一気に「モンゴルに来たんだ!」という実感が湧き上がります。
空港の外へ一歩踏み出すと、さらに驚きの光景が。なんと総勢27台のオフロード車がずらりと待機していたのです!
今回の旅の移動は、このオフロード車(4〜5名乗り)を貸切で使用します。
現地のスタッフも「ここまで大規模な車隊は初めて」と驚くほどの大スケールです。
空港を出発してわずか2分後には舗装路が切れ、車は一気に地平線へ向かって荒野を走り出します。現地時刻で21時を過ぎ、街灯ひとつない暗闇のなか、道なき道をガタゴトと進むドライブはまさに天然のアトラクション!
「ここから一体どんな冒険が始まるんだろう……」という少しの不安と大きなワクワクで胸がいっぱいになりながら、各地のゲルへと向かいました。夜の軽食を済ませ、心地よい疲れとともに南ゴビでの最初の夜が更けていきます。
【DAY 2】 砂丘・ゲル訪問・神秘の渓谷!南ゴビの大自然を五感で楽しむ1日
DAY 2は、南ゴビのダイナミックな大自然を心ゆくまで体感する盛りだくさんの1日です!
まず向かったのは、風が描く美しい風紋がどこまでも続く「モルツォグ砂丘」。ここではフタコブラクダの乗馬(乗ラクダ)体験に挑戦していただきました!
座っているラクダにまたがり、立つ瞬間の大きな揺れに合わせてフワッと体に身を委ねるのがコツ。ラクダが立ち上がると想像以上の高さに一瞬ドキッとしますが、ガイドのサポートもあるので安心です。おとなしく優しい目をしたラクダの背に揺られ、風の音だけが聞こえる砂丘を進む時
間は、まるでかつてシルクロードを行き交ったキャラバン隊になったかのような特別な気分を味わっていただけました。
実は「ゴビ砂漠」は砂一帯の世界ではなく、岩場や草地、崖などが複雑に入り混じった広大な大地です。モルツォグ砂丘はその中で美しい砂地が広がっている貴重なスポット。
せっかくなので靴を脱ぎ、裸足で砂丘を駆け上がってみました!気温は27度前後でしたが砂の表面は熱くなく、少し深くまで足を沈めると、太陽の光が届かない内側の砂がひんやりとして心地よい感触。さらさらとした砂なので靴に入ると払うのが大変ですが、裸足ならその心配もありません!
お客様の中には、空のペットボトルに砂を入れて「思い出に砂時計を作ろうかな〜」とお持ち帰りになる方もいらっしゃいました。
私も持ち帰ろうか迷ったのですが、実は自宅には半年前に出かけたエジプト・サハラ砂漠の砂がボトルに入ったまま放置されており……「今回もきっと同じことになるな」と諦めてしまいました(笑)。
でも今思えば、サハラ砂漠とゴビ砂漠の砂で「砂比べ砂時計」を作ったら面白かったかも!とちょっと後悔しています。
続いて、地元の遊牧民のご自宅(ゲル)を訪問しました。
事前にガイドから「敷居(入口の木)を踏まない」「物の受け渡しは右手、または左手を添えた両手で行う」といったお宅訪問のマナーをご案内してからお邪魔します。
厳しい自然環境とともに生きる伝統的な生活の知恵や、家族や家畜を大切にする温かい文化についてお話を伺いました。自家製の馬乳酒や温かいミルクティー(スーテイツァイ)、伝統的な乳製品などを振る舞っていただき、現地の方々の朗らかな笑顔と温かいおもてなしに、お客様からも「文化の違いを肌で感じられて本当に感動した」と温かい声が上がっていました。
(……ここで添乗員ならではの裏話をひとつ!実は出発4日前、訪問予定だった遊牧民のご家族が牧草を求めて予定地からさらに北へ70kmも移動してしまったことが発覚!車でも追いつけない距離だったため急遽別のお宅を探すことになり、ギリギリで今回のお宅との交渉が成立したという、現地ならではのヒヤヒヤ体験がありました笑)
昼食のバイキングを楽しんだ午後は、砂漠のイメージをガラリと変える「ムハル・シウェルテーン・アム渓谷」へ向けて、約1時間半のドライブに出発!……していたのですが、道中で突然「ドカン!」と大きな音とともに車が失速。。
何が起こったのか分からずドライバーさんに尋ねてみると、なんとタイヤがバースト(破裂)してしまったとのこと!
急にタイヤがズシッと沈んだ瞬間は「……もしかして私の体重制限のせい!?」と一瞬焦って少し恥ずかしくなりましたが、もちろん私の体重が原因ではなく(笑)、道なき道を走り抜けてタイヤが限界を迎えてしまったようです。
決して珍しいことではないそうで、他のドライバーさん同士が協力し合い、わずか30分ほどでタイヤ交換が完了!
何事もなかったかのように走り出す手際の良さに感心しつつ、お客様も「こんなアクシデントも旅の醍醐味!珍しい体験ができたね」と笑顔でお話しされていました。
「ムハル・シウェルテーン・アム渓谷」はダイナミックにそびえ立つ岩肌と、その間に広がる緑や清流のコントラストは非常に神秘的で、圧倒的な景色に私自身も夢中でシャッターを切ってしまいました。
草むらでカサカサと動く音に目をやると、手のひらに収まるほど小さな「スナネズミ」を発見👀!
毛並みが岩の色と同化していて見落としてしまいそうなほどでしたが、ある程度近づいても逃げたりはせず近くで観察でき可愛かったです。
ちなみに、大自然を突き進む長距離ドライブのため道中にトイレ設備はありません。
緊急時は大草原の陰をそっと借りる、ウワサの「青空トイレ」を皆様と一緒に体験!これぞ秘境旅ならではの、なんとも開放的な良い思い出になりました(笑)。
そして、この日の締めくくりは夜空に広がる「満天の星空」です。
人工の灯りが一切ない砂漠の夜、ゲルから一歩外へ出ると、そこには頭上を埋め尽くすほどの星くずと、肉眼ではっきり見える鮮やかな天の川が広がっていました。「こんなにたくさんの星を見たのは生まれて初めて」と、息をのむ美しさに静かに見入るお客様の姿がとても印象的でした。
(こちらのステキな星空写真は、ご参加いただいたお客様からお借りした一枚です✨)
皆様にお届けしたい現地での素敵な一瞬📸【オフロード車の車窓からの景色】
【前編】をお読みいただき、ありがとうございました!
日本初就航となる直行チャーター便での出発から始まり、大砂丘でのラクダ体験、温かいゲル訪問、そして砂漠に広がる奇跡のような星空と、南ゴビの大自然の魅力に圧倒されっぱなしの2日間でした。
しかし、南ゴビの旅の感動はまだまだこんなものではありません!
続く【後編】では、遥々ウランバートルから訪れた演奏者による圧巻の「ホーミー&馬頭琴」コンサート
見た目のインパクト抜群!豪快でジューシーな伝統料理「ホルホグ」の感動
大ヒットドラマのロケ地&世界的な恐竜の聖地「バヤンザグ(炎の崖)」で出会った奇跡の夕景
首都ウランバートルでの豪華な締めくくり&直行便で快適な帰国
など、さらに熱量の増す旅の後半戦(DAY 3〜DAY 5)を一たっぷりお届けします。
【後編】「モンゴル南ゴビの旅」 〜伝統芸能ホーミーの響きと夕日に燃えるバヤンザグ〜 はこちら

