知れば知るほど沼にハマる『伊勢神宮』の魅力

深掘りするごとに増す、伊勢神宮の魅力

早いもので今年も残すところあと1か月。
お礼参り、初詣と神社やお寺に出掛ける機会も増えるのではないでしょうか。
毎年多くの方が参拝に訪れる伊勢神宮。
折角行くなら少し深掘りしてからでかけてみませんか。

知れば知るほど面白い、出かけたくなる伊勢神宮の魅力をお伝えします。

内宮 第二鳥居

内宮 第二鳥居(C)伊勢志摩観光コンベンション機構

伊勢神宮は正式名称ではないという驚きの事実

最も尊い神ゆえの名称


一般的に「伊勢神宮」と言えば内宮、または内宮・外宮を指すことが多いのではないでしょうか。
私たちは普段から「伊勢神宮」と呼んでいますが、実は「神宮」が正式名称です。
その「神宮」は125からなるお社の総称で、皇大神宮 (内宮)と豊受大神宮(外宮)を中心に、14所の別宮、43所の摂社、24所の末社、42所の所管社があります。
最も尊い神とされ、皇族のご先祖で、私たち日本人の総氏神である「天照大御神」。
その天照大御神が祀られていることから、皇大神宮(内宮)が最も尊いお宮とされます。
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太陽の神であり、日本人の総氏神であるアマテラスオオミカミ

神宮(内宮)に鶏が放し飼いにされている謎と鳥居の意味

古事記に由来する鶏と天照大御神の関係


内宮を参拝すると途中に放し飼いにされた鶏が悠々自適に過ごしている姿に驚かれたことはありませんか?
私も初めて参拝したとき、なぜこんな参拝順路の真ん中に鶏が飛び回っているんだろうと不思議に思いました。
この謎は古事記に由来しています。
内宮のご祭神である天照大神は太陽神、弟の須佐之男命(すさのをのみこと)は、手を付けられない大変な暴れん坊でした。
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やんちゃな弟の神様、スサノオノミコト

ひどいいたずらについに怒った天照大御神は洞窟に隠れてしまいました。太陽の神様がいなくなってしまったのでこの世は真っ暗になってしまい、悪いものがはこびりはじめました。
「このままではいかん」と八百万の神々が話し合い、天照大御神を洞窟から出すべく方法を探ります。

天安河原/九州旅ネット

八百万の神々が話し合ったとされる天安河原(宮崎県)

その時にまず試したのが長鳴鳥(ながなきどり)を鳴かせてみるということ。長鳴鳥は今の鶏にあたります。
朝、鶏が鳴けば太陽が昇るので、太陽神である天照大御神がでてくるのではと考えたようです。
結果はうまくいかず、結局別の方法で天照大御神を洞窟からだすことに成功したのですが、このお話から、鶏は神と使いとされ、この内宮の境内には神鶏が自由に暮らしているようです。
そして神社にある『鳥居』はこの話に関係しており、長鳴鳥が天照大御神を岩戸から出すためにとまらせた止まり木に由来するんだとか。
鳥居の先は神様がいらっしゃる、というのはここからきているようです。

20年で終わり、ではない 古来から先を見据えたサステブルなシステム

式年遷宮(しきねんせんぐう)の仕組み

式年遷宮とは簡単に言えば神様のお住まいを新しくするお引越しのこと。
どんな建物でも長い年月を経て老朽化します

変わることにより常に美しく保たれるという=永遠という意味があります。
ですので、神宮では20年に一度神様のお住まい(正宮)を新しくする式年遷宮を行っています。
外宮正宮 外宮正宮(C)伊勢志摩観光コンベンション機構

20年に一度といっても、式年遷宮の年にあたる少し前から、ではなく約9年前からすでに始まっており、33のお祭りと行事を行います。
最初に行われるのは新しい社殿の木々を切り出す御杣始祭(みそまはじめさい)です。(よく木曽の檜がニュースになりますね!)

この式年遷宮であまり知られていないのが、解体された正宮その後。
実は解体後そのまま役目を終えるわけではありません。
新しい場所でまた新しいものとして生まれ変わります。
内宮、外宮の棟持柱は宇治橋の外側、内側の鳥居に使用されます。
そしてまた20年たつと今度は三重県桑名市七里の渡し跡、亀山市関の追分の鳥居に移築。
計60年にわたって使用されたのち、さらに地元の神社にわたります。また古い社殿は解体して全国の神社へわたります。
宇治橋7宇治橋の鳥居はもともと正宮の棟持柱(C)伊勢志摩観光コンベンション機構

古くなったらまた新しい場所で新しいものとして受け入れられる。(最も尊い神宮のものならなおさらですね) 
こんなにはるか昔からこんなサスティナブルなシステムになっていたことは驚きです。

ところで、なぜ20年に一度なのかということについては定かではありません。
成人になるのか20歳だとか、昔は寿命が短かったので人の元気でいられる年などと言われ「輪廻転生」からきているともいわれます。
輪廻転生は仏教などの考えで、生を持ったものは終わりを迎えてもまた生まれ変わるというものです。
神と仏教では異なるのではとも思えますが、私たちの歴史には神仏混合だった時代があり、それを反映している考え方とも言えます。


いかがでしたか。
知れば知るほど面白い伊勢神宮。是非ご自身の足でも出かけてみてください。
(参考資料:伊勢神宮公式サイト)

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