
日本各地、数多におわす八百万の神々。
信州はその地形や自然もあいまって、様々な言い伝えや行事が各地に深く根付いています。
そんな信濃の国に伝わる神々の伝説の中からとりあげるのは、えびす様。
信州各地にえびす様ゆかりの神社や祭りがありますが、今回は長野市に焦点をあてて紹介します。
蛭子神
(ひるこ/えびすのかみ)
【profile】
古事記や日本書紀に登場
漁業・農業・商売の守護神、通称恵比寿様。
蛭子神/恵比寿神/事代主神とは
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)の子で、
生まれてすぐに海に流されましたが、のちに漂着し福の神となったと伝わっています。
事代主神(ことしろぬしのかみ)と同一とされる説が多いです。
これには諸説ありますが、この記事でも同一として紹介していきます。
七福神のうちの一人で、その中でも唯一日本生まれの神様とされています。
にこやかな笑顔をたたえ、右手に釣竿、左手に鯛を抱えている姿が一般的
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